日本文化の工芸を代表する「日本刀」
岐阜羽島の刀匠「浅野鍛冶屋」さま及び古美術商「海桜堂」さまのご協力のもと、
ご紹介と販売の仲介をいたします。
どうして日本刀なの?
日本刀は、優れた工芸技術品として世界でも広く知られ、アニメや映画等でも常に人気のある、日本の伝統文化の結晶です。昨今は、刀剣ファンの方々も多く増え、その注目は高まるばかり。
一方で、その技術を伝える刀匠の方々は、後継者の不足という厳しい現実に立たされており、このままでは「ロストテクノロジー」となることも危惧されます。
1.後継者不足の大きな要因 =「市場の不足」
世の中に出回る日本刀は数あれど、そのほとんどは過去に作られた古い刀作物です。
もちろん、伝統的価値を持つ刀剣を所有することは素晴らしいことですが、実は現代に生きる刀匠の方々にとって、これらの売買は収益にならないのです。
刀鍛冶になるには、最低でも5年間の修業期間と国家資格の取得、そして設備や道具を用意するために数100万円~1,000万円の資金が必要ですが、そのお弟子さんを育てるためにも新しい刀を造り続ける必要があります。
また、刀は刀匠のみで作るわけでは無く、刀装具を作成する「白金師」、鞘を彫る「鞘師」、刃を研ぐ「研師」など、多くの職人の技術がそこに連なりますが、これらを支えるための需要がなければ、いずれ技術は途絶えてしまうでしょう。
2.海外で増える「日本刀のようなもの」
本来、「日本刀」とは、数多くの定められた工程を経て完成する工芸品です。
また、文化庁が主催する『美術刀剣刀匠技術保存研究会』を修了して国家資格を得た刀匠の作品でなければ、本物の日本刀と呼べるものではありません、
しかし昨今では、その人気のお陰か海外ではプレス加工された模造品が氾濫しており、これを「日本刀(Japanese Sword)」として販売しています。
海外の武道家や収集家の中には、日本の武道を知りたいと思い高価な刀を買ったつもりで、実は模造品であったというケースも多くあるようです。しかも性能はイマイチで、「あぁ、こんなものか」と思われてしまう事もあり、日本文化のブランドに傷を付ける事態になっています。
3.伝統文化を繋げるための日本刀
一般社団法人「神楽」では、これら職人の支えとなるため、新規に日本刀の購入を検討される方々のご支援をいたします。
ご予算やご希望に合わせて、刀身の作風や刀装具のデザインを決定するまでの各職人との調整、ご注文~購入までの流れを一括してサポートします。
また、活動目的のために新造のお刀をおススメしておりますが、古い刀の紹介も可能です。
「ただちょっと興味がある・・・!」という方でも、お気軽にご連絡ください。
提携先刀匠: 「浅野鍛冶屋」さま